ITproの記事が酷い

いろいろ酷かったのでdisっておく。

例がダメ

まず、1ページ目の『「非標準」の属性を参照できない』で、anchor要素に対してrel属性値を得るにはElement#getAttributeを使用しましょうという話。
まあ、この話自体はIE9の現状の仕様ってことで良いのだが、anchor要素のrel属性は旧HTMLでは「非標準」だったかもしれないが、HTML5ではきちんと定義がされている。よって現状ではIE9のバグとも言える実装となっている。(IE9を試す環境がないので試してないがHTML5としてマークアップするときちんと取れたりするかも?)
将来的に使用できると思われるのを例として出すのは妥当ではないと思う。

ECMAScript5は関係ないよ

また、

このような修正がなぜ必要なのかを、前述のCompatibility Cookbookで調べた。IE9ではECMAScript5に準拠するため、「非標準属性」への参照方法が変更されたことが分かった。

ECMAScript5は関係ない。Content Attributes and DOM Expandos Are No Longer Connected (Windows)のことだと思うが、ここにもECMAScript5の話は何も出てこない。

テキストノードが「空」ってことはないと思う

2ページ目『要素数を数えるコードは要修正』部

これがDOMツリーである。W3Cが定めた標準規格では、HTMLソースの中でタグの後ろに空白や改行があるとき、「空のテキストノード」が挿入されるとしているが、IE8以前ではそれが消えていた

IE8の仕様はまあともかく、空のテキストノードはいただけない。きちんと改行文字や空白文字という文字は入っているはず。

この変更により、「DOMツリーの中で、ある要素から数えてn番目の場所に別の要素を挿入する」といった処理を記述していると誤動作する可能性がある。筆者も何度かそのようなコードを書いたことがある。

まあ自分もFirefoxでしか動かないようなJavaScriptを喜んで書く人間なので人のことは言えないが、他のブラウザでは動作しそうにないものを書いていたってことでしょうか・・・。きっとイントラのIE専用ページですよね。