オープンソースカンファレンス2007 Tokyo/Spring に行ってきた

とライトニングトークスに出席してきた。

仮想化技術とDebian

の方々のセクション。
仮想化の中でもKVM(Kernel-based Virtual Machine)*1の話でしたが、オイラはKVMというと"Keyboard/Video/Mouse"スイッチしか知らないほど無知だったので少々厳しい内容でした。ソースコードハックまでするし...すばらしく濃い人達が集まっているなぁという感想。

あと、マイクロソフトなんてもうおさらば。のページには笑った。WindowsDebianをインストールする実行ファイルが....

初めてのvi

本当に初心者向けのセクションでした。もう少し濃い内容が聞けるのかなと思っていたのに...。
knoppixによる実習だったのだが、viっていうかvim...。でも、version7だったのでset mouse=a ttymouse=xterm2としてマウス操作が可能な事を確認できたのが収穫。

最後に初心者向けのセクションなんだから、貴方のような人が来るところではないですよと言われてしまった...orz
でも、日本viユーザ会に親近感をもてた。mixiのコミュニティも発見したので入ってみる。

出張!拡張勉強会

メインディッシュの拡張勉強会
意地でもJavaScriptを使わない裸電球さん(四畳半 裸電球 日記帳を見ればどんな人か分かるかも)の拡張開発例だったわけだが、これが凄い。
フォクすけといっしょが題材だったのだが、ウインドウを動かすと背景画像がランダムっぽく*2変わる仕組みをJavaScriptを使わずCSSのみで実現しているのだ。
XULwindow要素にあるscreenX,screenY属性の値*3の最後尾の数値(0-9)によってCSSセレクタを変化させるというもの。エラーコンソールの例で書くと

window#JSConsoleWindow[screenX$="0"] hogehoge { .... }
window#JSConsoleWindow[screenX$="1"] hogehoge { .... }
....

と言う感じだ。セレクタ$=が肝で属性値の最後尾を評価できる事を利用したのだ。これには驚いた。こんなハックがあるとはw

ライトニングトーク

いろんな人がいるもので非常に楽しかった。

ウダー

目を引いたのが、ウダーと呼ばれる電子楽器。圧力感知器が張り巡らされていて押した強さや位置から計算してmidi音源に渡す装置みたい。面白いのが和音を出す時の押す点を結ぶ三角形に法則があり、正三角形だと不協和音だとか一角が30度の二等辺三角形だと綺麗な和音になるとか、音と視覚イメージが結びつくところだ。
詳しくはgoogle:ウダーで。
未踏ユースに採択されていたし、演奏している動画もあった。

blanco Framework

エクセルからコードを自動生成するというもの。DBを使った開発なんかのかなりの部分を自動化できそうな気がする。

その他

空き時間に外をうろついていてBookOffを発見し物色していたら入門csh & tcshを発見。半分以下の値段で売っていたので思わず買ってしまった。

*1:kernel 2.6.20 から導入されたみたい

*2:実際にはランダムではない。後述参照

*3:ウインドウの座標が入っている