Eclipse plugin Spket IDE を試してみる

Mozilla用の開発環境 キタ─── って事でEclipseプラグインとして導入。これは良い感じです。何から何までやってくれる感じ。

プロジェクト作成

  • テンプレート的にディレクトリの構成とファイル*1を置いてくれる
  • ビルド用のbuild.xmlが用意される
    • 因みに、ビルドするとプロジェクトディレクト/distが作られ、content,locale,skinディレクトリをまとめたjarファイルとインストール用のxpiファイルが作成される。

補完機能

完全でないものの良い感じ。

JavaScript

すごいよ、XPConnect,XPCOM まできちんと補完されるよ。
Spket Profile Explorerあと、補完ではないけどProfile Explorerなるものが素適。XPCOM のクラス、インターフェースをツリー上に表示してくれる。
また、選択したものの簡単なドキュメントを見る事が可能。Spket Documentation

XUL/XBL, SVG

XUL/XBLが最初から補完されるかと思ったら、うまく補完されなかった。

Code completion not works in XUL editor

Download the XUL schema, unzip it, and copy *.xsd to folder {INST_DIR}\plugins\com.spket.grammars\mozilla\.Please visit here for license and restrictions.

うまく補完が効かなかったらschemaファイルをダウンロードして展開してね、ってことらしいのでやってみると効くようになった*2。属性も補完してくれるのは流石だ。
しかし、label,buttonの様な空要素の場合、<label></label>と補完されてしまったり*3、XBLで<xul:labeあたりで補完を効かせようとするとエラーが出たり、と完全では無い様子。

CSS

Mozilla独自の-moz-が付いたプロパティもきちんと補完してくれるのは有難い。

Lzszlo

ごめん、これは全然分からない。これから試していこうと思う。

まとめ(?)

総じて良い感じ。拡張の熟練開発者にも初心者にも有難いツールなのではないかと思う。
今までAptanaJavaScriptエディタとXulBoosterとかEclipseXULパースペクティブを組み合わせて使っていたけど、どれも拡張用でなかったり現状と合ってなかったり*4と不満があったが、これからはSpket一つでどうにかなりそうだ。お奨めである。
欲を言えば、オイラは拡張開発する時はプロファイルディレクト/extension下にchromeディレクトリへのパスを書いたファイルを作ってテストしているのだが、その手法もサポートしてくれると非常に嬉しい。

*1:空ファイルに等しい

*2:Eclipseの再起動が必要かな

*3:SVGでも同様だった。まぁXML的に間違いではないので良いのだが...

*4:EclipseXULはどちらかというとXULRunner向けだった