CUIとGUIをつなぐというHotwireを試してみた
ちょっと前にコマンドラインとGUIを融合するHotwire | OSDN Magazineで紹介されていたので試してみた。
Hotwireスクリーンショット
感想
Don't read me, read the web: http://hotwire-shell.org
いきなりジョークだけど、ダウンロードしてとりあえずREADMEを見て吹いたw
ちょっと触ってみた感じだけど、CUIのコマンドとGUIのビューが連動するのは面白い。
cd
でディレクトリ移動すれば移動先にあるファイルを表示してくれる。さらに表示されたファイルはマウスでダウブルクリックすればシステムデフォルトの実行モジュールで開いてくれたりする。右クリックすればファイルに合わせてメニューも出る。proc
でプロセスを表示して右クリックメニューからkill
も出来る。
もちろん、通常のコマンドも使用できるし、補完機能も働く。ただし、外部コマンドの出力はテキストであることが求められているみたい。less
等のコマンドで出力をパイプしたりするようなやり方は通用しない。まぁそんなことしなくてもとりあえず出力してやればウィンドウのスクロールで最初から最後までみれるわけだし、term
コマンドを使えば別タブにコンソールを開いてくれる(スクリーンショットのterm zsh
となっているタブがそれ)。
また、コマンド一つ一つの出力が別バッファに入るようなので前の結果を見たい場合とかには便利だ。
言葉だけじゃ良く分からんと思うので動画で見てくださいな。
しかし、便利だと思う反面、僕は zsh & GNU Screen に慣れてしまっている。何かと操作性の違いに毒を吐いてしまう事もしばしば。慣れの問題と言ってしまえばそれまでだが、やっぱりCUIとは違うのである。地球の引力に魂を引っ張られず、宇宙へいって、さらにニュータイプになった様な人でないと完全な扱いは難しいかもしれない。今の僕はガンダムを扱いきれないセイラさんの様な感じだ*1
インストール
svn checkout http://hotwire-shell.googlecode.com/svn/trunk/ hotwire cd hotwire python ui/hotwire
でとりあえず、起動可能。
python setup.py build sudo python setup.py install
とすると、インストールされてデスクトップのメインメニューにも登録される。ただし、現在のリビジョン(449)では動かなくて、setup.pyを編集する必要がある。diff
結果を置いておくのでインストールする人は参考にしてくだされ。
88c88,89 < ('share/hotwire/images', ['images/throbber.gif', 'images/throbber-done.gif'])] --- > ('share/hotwire/images', ['images/throbber.gif', 'images/throbber-done.gif','images/openssh.png','images/sudo.png'])] > 106c107 < 'hotapps', 'hotapps.hotssh'], --- > 'hotapps', 'hotapps.hotssh','hotwire_ui.adaptors'],
ただし、僕はPythonは昨日勉強し始めたばかり。何かと間違っているかも...。
Windowsでも...
一応Windowsでも動くらしいので、Google Code Archive - Long-term storage for Google Code Project Hosting.を参考にPythonとかGTKとかいろいろ入れてやってみたものの、使い物になるレベルではなかった。とりあえず、マルチバイト文字が化ける。修正にはOSをその場で書き換えたキラ・ヤマト並の力が必要と思われる。
最後に
Future plans include a Firefox-style extension mechanism.
Google Code Archive - Long-term storage for Google Code Project Hosting.
とあるので、プラグインが集まれば面白い変化を遂げるかもしれない。将来が楽しみだ。
ということで期待アゲ
*1:今風に言えばストライクを扱えなくてまさにorzしたサイだろうか?